ドイツの現代アートと日本人作家について - ヨーロッパのなかでもドイツという国は現代アートが生活の中で非常に重要な要素を占めています。 その一例として、最近のドイツのメディア調査で市民の余暇の過ごし方で映画館へ行く人より美術館へ行く人の方が多いという結果が出ています。

 

の写真は増山裕之さんの作品

 

  

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現代アートは、社会の様々な問題や課題を浮き彫りにし、将来への展望を示唆する一面を有しています。また、ドイツの社会のシステムの中でアーテストに対して、税制やアトリエ提供や健康、老後保険などの面からも国や市からの保護援助があったり、色々な面で現代アートが社会の中で確実に位置付けられています。

 

さらに色々な公共機関や銀行、保険会社などの私的団体などが、現代アートを通じて、 学校や生徒・学生を対象とした教育プログラムや若手アーティストへの支援プログラム等も幅広く展開しています。そしてドイツは世界的に有名なドクメンタという国際美術展が4、5年に一度カッセルという町で開催されています。ベルリンでもベルリン・ビエンナーレという2年に一度、若手のアーチストの国際美術展が開催されています。


そのようなドイツの現代アートのベース状況の中で、ドイツの美術大学に留学そして卒業し、ドイツの中で現代アーテストとして制作発表している日本人の作家がたくさん活躍しています。とくにドイツの中でもデュッセルドルフの国立美術大学はドイツの中でも最も知名度があり、国際的に知名な作家が教授として教えています。過去にはヨゼフ・ボイスとかゲルハルト・リヒターなど国際的に有名な作家が教授として、数々の有名な作家を育てました。

 

その関係でデュッセルドルフそして近くのケルンの町には数多い作家が住み活動しています。1980年90年代はドイツの 現代アートの中心としてギャラリーそして芸術見本市が開かれていましたが、東西ドイツ統一後、ベルリンに現在はアートシーンの中心を移しています。


文章提供: 30.05.12 竹岡雄二

ブレーメン芸術大学教授