お前も来るか!中近東

いにしえの昔、伊太利國より東方を旅する者あり。その名をマルコポーロと称す。この男、部類の女好き、諸々の地に於いて、子孫繁栄の為と日夜頑張らん。

 

六百年の年月を経た昭和元禄、マルコポーロの落とし子の末裔と称する一味現る。狂気か、正気か、まるこぽーろ旅行団と称す。団長のおじさん森本丈史以下、麻路湖帆路旅行団(まるこぽーろ旅行団)出版局五名、御先祖様の霊を慰めんと壱冊の書を世に出す。その書、名づけて ”お前も来るか!中近東” と題す。 


...”お前も来るか!中近東 1” に続く

 

 

 

 

下の写真左側は、1972年4月25日の夕刊フジに掲載されたニッポン放送(ラジオ)の『土曜の夜はテレフォンジャングル』という番組の広告です。


同年の4月から6か月間放送された深夜の2時間番組で、リスナーからかかってくる電話にパーソナリティとアシスタントがひたすら受け応えするというマニ アックな番組でした。パーソナリティは、当時ビートルズの写真で売れ出し始めた浅井慎平さん。BGM的にギターを弾いていたのが無名時代の宇崎竜童。

 

AD は、これまた無名時代の景山民夫。今考えると、とんでもないメンバーによるものでした。そして浅井さんのアシスタントと務めていたのが、『お前も来るか! 中近東』という奇書を自費出版したばかりの麻路湖帆路旅行団という狂気の集団。